青森・八甲田
前回は10月末に恐山を訪れましたが、それから半年で再び青森空港に降り立ち、今回は八甲田、奥入瀬を巡ります。
6月10日昼青森空港着、前回の教訓から昼食は伊丹で弁当を買って、飛行中に機内で済ませました。今度も空港からレンタカーで巡るのは同じです。まず最初に、八甲田ロープウェイを目指します。途中のパーキングでは岩木山がきれいに望める素晴らしいお天気でした。
ロープウェイの山麓駅には1時半に到着、13:40の便で山頂駅を目指します。待合室では、高倉健他が主演した、映画「八甲田山」がモニターで流され、映画の場面や写真が数多く飾られていました。
今日の宿「青森屋」は三沢市にあるので、ここから2時間弱かかる見通しだったので、山上での散策は30分コースを歩いて山上駅に引き返し、14:20の便に駆け込みました。
山麓はダテカンバなどの森が広く取り巻き、ここを通る国道103号線は緑の長いトンネルの中を走るようでした。国道103号線 → 394号線 → 七戸 → 三沢市 市街地に入っても車の流れはスムーズで気持ちよく走れました。
青森屋はちょっと面白い宿でした。3棟の建屋が地下でつながっていて、その地下が広くて食事処や土産物屋、風呂などがあります。夕食時にはねぶた祭りの実演もやってくれます。その風呂の露天風呂が変わっていて、池の中に浮かぶように湯船が配置されていました。
翌 6月11日、今日も良い天気です。9:00出発、10:30奥入瀬の石ヶ戸駐車場に到着。電動アシスト自転車を借りて奥入瀬を巡ることにしました。
石ヶ戸の少し手間にある奥入瀬渓流ホテルのところでは、数台のバスから中国の方らしき人の団体が降りてきて、大量に自転車を借りているところでした。同じ団体かどうか分かりませんが、銚子大滝でも中国の方らしい団体に遭遇しました。でも十和田湖子ノ口ではそれらの団体客は既にバスで去った後か閑散としていました。昼食を済ませて、私たちは石ヶ戸まで戻らなければなりません。でも帰りは下り道で、電気も使わずあっという間につきました。
宿に向かう途中、八甲田山の南側 国道103号線の道脇で、車が数台止まっているところを見つけて車を降りてみると、睡蓮池と言う景勝地がありました。
今日の宿は八甲田ホテル。ログハウス風の木造建屋のホテルです。酸ヶ湯温泉と同一経営のホテルで、酸ヶ湯温泉までシャトルバスを出しています。到着後すぐに行ってみることにしましたが、酸ヶ湯温泉の大浴場には洗い場がありませんでした、宿の風呂に入ってからでも良かったんですね。
今回のレンタカーはマツダのアクセラ、走りは軽快ですがナビの地図が古いのか、広い道があるのに市街地の狭い道路に誘導していました。
3日目(6月12日)の朝は、どんよりと曇っていました。。雨の心配もありましたが、もう一度八甲田ロープウェイに向かいます。ホテルでロープウェイの200円割引券をもらいました。ロープウェイ乗り場に着いた時には、低い雲は無くなっていました。山頂駅では、赤倉岳、井戸岳の方から毛無岱(けなしたい)へ流れて消えてゆく雲の流れが遠望できました。
1時間コースをゆっくりと散策、11:20青森市に向けて出発しました。昼食は昨年も訪れた青森県庁近くの「一八寿司」、にぎりのセットと穴子を頂きました。穴子旨いです。
青森県庁から車で20分、広い遺跡です。再現されている大きな建物、これが縄文時代の物とは驚きです。
三内丸山は東北自動車道 青森ICの近くにあります。東北自動車道経由で田舎館村までは約1時間、ここに田んぼに稲で描いたアートがあります。この時はまだ村役場の隣の第一会場のみが公開されていました。田植えから20日ほどでも十分に絵の内容は見て取れます。裕福な自治体なのか役所の建物は城を模した建物でした。この最上階から田んぼアートが見られます。
今日の宿は一泊目と同じ星のリゾートの宿で、「界 津軽」です。こちらの宿は「青森屋」とは違って落ち着いた雰囲気で、これもまた快適な宿でした。
翌朝は、6:00~7:00 早朝散歩。途中、明け方に雨が上がったことで、きれいな虹が見られました。目的地は1.5km先の山の中腹にあるキャンプ場で見晴らしが良く、遠くに岩木山も見えますが、山の上の方は雲の中に隠れていました。
4日目(6月13日)、宿を出て30分程で弘前に着きます。今回は弘前城の横にあるねぷたの館「津軽藩ねぷた村」に寄りました。館内では弘前ねぷたの紹介と、伝統工芸品の制作と販売をしています。津軽焼の皿を土産に買って帰り、早速使っています。津軽三味線の実演もやっていました。揚亀園は、この館の中庭でさほど大きくはないのですが、松のきれいな庭でした。
こみせ(または雁木)と言われる雪よけの庇を連ねた通り。ねぷた村から黒石市までは、約40分。市役所駐車場に車を止めることができます。この日は土曜日の為、駐車場はガラガラでした。こみせ通りまでは歩いて5~6分。12時過ぎに着いて、昼食に「つゆ焼きそば」を頂きました。見た目はラーメンのようですが、焼そばのソース味です、B級グルメでした。
こみせ通りの中に造り酒屋「鳴海醸造店」があり、純米吟醸原酒 1本を送ってもらいました。青森からでは翌日には着かず、到着は翌々日の朝になりました。
この後はガソリンを補給して2時頃に青森空港に着いてレンタカーを返却。空港ロビーに入ると人が多く、荷物を預けるのにだいぶ並ばなければなりませんでしたが、飛行機の出発が30分位遅れていたので土産物を選ぶ時間は十分にありました。